MARU TO POP UP STORE 2022 ~はじまり&琉球藍編~

こんばんは!

カフネはアイスクリーム屋ですが、アイスと共にいろいろな「もの」や「ひと」との交流を楽しんでもらえる場所で在りたいと常々思っています。そんな店主の想いから、オープン以来、日常的にいろんな方が出店してくれたり、展示会を開催してきました。

今までは、店舗での出来事はInstagramでまとめていたのですが、この積み重ねはカフネの大切な財産なので、これからはしっかりと記事として残していけたらいいなと思っています。

そんな第一弾!

8月31日~9月3日の4日間、MARU TO の藤解ゆきさんをお迎えし、エプロンの展示会を開催しました。

ゆきさんと私は、色んなご縁が繋がり知り合い、2018年チャーミー襲来の秋に、ヨーロッパ旅を共に楽しんだ仲。一緒に泊まるけど、お互いバラバラに過ごす時間も多く、各々が我が道を行くけど、シェアできる時間もたくさんある、そんな友人関係です。

当時ゆきさんは、ブランドを立ち上げて間もない頃で、私は沖縄で暮らしはじめたものの、物件が見つからず、アイス屋になりたいとつぶやいていた頃。まだカフネが店舗すらないこのときから「いつかカフネでマルトの展示をしたいね!」と話していたのを思い出します。

その後私たちは、それぞれの場所で好きなものを追求し、ゆきさんはブランドを順調におおきくし、私はアイス屋にちゃんとなれ、2022年「今年こそ展示会を!」と、遂に企画がスタート。

2月、冬に東京で打ち合わせをし、春には沖縄で一緒に琉球藍の畑を訪ねたり、エプロンの撮影をしたりしながら、私たちなりにじっくりと準備を重ね、かねてからあたためていた企画を、実現できた4日間となりました。

少し長くなりますが、今回は準備段階のお話を。

4月の晴れの日。東村の琉球藍の畑にお邪魔しました!案内してくれたのは、LEQUIO の代表である嘉数さん。

嘉数さん、とってもバイタリティー溢れる面白いにーにーなんですが、掘り下げたらかなり長くなるので、超簡単にご紹介させて頂きます。

嘉数さんは、自身のアパレルブランドの服を、沖縄独自の染料で染めたいというところから、琉球藍染めに出会い、その美しさに魅せられました。が、農家も染めの職人さんも後継者不足により年々希少になる琉球藍の現実に直面し、「誰もやらないなら自ら!」と、今では藍を育てるところから染めるところまで、全て自らの手で行う稀有な方です。(もっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらのインタビューも読んでみてください~!)

畑の横には、DIYで作り上げた作業場が!畑で摘み取った琉球藍の枝葉から、何段階もの工程を経て、染料である泥藍を取り出します。本当に力仕事!手間と時間を惜しまず注ぎ込み、美しい藍色が生まれるのだと改めて感じる時間でした。

自然の色ってすごいですよね!琉球藍の生葉を見ただけでは、とてもこんな藍色が出てくるなんて想像もつきません。

何より、生き生きと働く嘉数さんの楽しそうな姿が印象的でした。この場所に、大きく広がる未来の第一歩が詰まっているのだなぁ、と秘密基地に案内してもらったような、そんなわくわく感がありました!嘉数さん、改めて本当にありがとうございました!

そしてこのとき、ゆきさんは持参したMARU TOのエプロンをチームLEQUIOさんご協力のもと、琉球藍で染めました。

まずは真っ白なエプロンを、琉球藍の中へ・・・。

はじめはみどりでした!これを乾かすと、段々と空気に触れ、藍らしい色に。この作業を繰り返し、濃く重ねていきます。

出来たエプロンがこちら。ありがたく、わたくし着用させて頂いています。

そして!今回の展示会の際、LEQUIOさんの工房で、MARU TOのエプロンの琉球藍染めワークショップを開催させていただきました!(ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!)

また、展示会では、MARU TO×LEQUIOの琉球藍のエプロンも数量限定で店頭に並びました。全て、お客様のもとに旅立ちました。どうぞ大事にお使いいただけますように。

↑展示会期中のゆきさんと嘉数さん

 

ものづくりを通して、人と人とが繋がり、こうして新たな輪ができたこと、本当にうれしく思います。

えらい長くなってしまいましたが、振り返り第一弾でした。これ、展示会前にご紹介したかったんですが、出来なかった・・・・。こんな時間を経て、あの4日間だったんだよ、という記録用と思ってお付き合いいただければ幸いです!

そうそう、今後もMARU TOとLEQUIOさんの琉球藍染めコラボは継続予定とか?!

 

まだまだMARU TO振り返りは続きますが、また今度。

おやすみなさい。

 

あおい

 

おまけ↓

LEQUIOさんの営む豊見城市の藍染工房「琉球藍研究所」でカフネTシャツを自分で染めてご満悦のヒロ。いい色です。今後も大切に着ていきたいものを染めに伺いたいと思います。みなさんもぜひ!