リスタート
こんばんは!
気づけば1月も残すところ数日、、、。カフネはほとんどの解体作業を終え、キッチンカウンターを残し、スケルトン状態になりました。
今回の改装は、アイスクリーム製造業取得が目的(囲われた製造室を設け、必要な機械を揃える必要があります)なのですが、機械購入や改装費用がかなりの高額に・・・。想像以上でびっくりしています(苦笑)
なので、少しでも出来るところは自分たちで作業し費用を抑えたい、という我々の要望を汲んでくれたatelier nukの幸史郎さん(カフネ改装の設計と施工をお願いしています!)と、へっぽこ店主夫妻で内装や建具の解体作業を行いました。
実は現在のカフネの店舗は居抜きで引き継ぎ使用させて頂いていたもの。素敵なキッチンカウンターも、かわいい内装も全て、以前のオーナーさんのご厚意で譲っていただいたものでした。おかげで、店主は小さなアイス屋としてスタートを切れたのです。感謝しかありません。
なので、壊すのは心が痛みました。が、これも新たなリスタートのため。でも思い入れもあるので、なるべく破棄はしたくないという複雑な気持ちだったので、フリマや公募でたくさんの友人やお客さんがカフネにあった家具や建具、食器や備品(最後は分解した窓枠や木材まで!)を引き継いでくれて本当に嬉しく思っています。
前回のブログにも掲載しましたが、上の写真が私が今のカフネを引き継いだ時のもの。ガランとはしていますが、今の方がスケルトンに近く、仕切りが無いだけで店内の広さが際立ち、「カフネこんない広かったんだ~!」と不思議な気持ちです。
頼れる先輩であり友人である Ploughman’s Lunch Bakery の龍馬さんに作ってもらったカフネのカウンターも、改装を機にこれまたお世話になっているお花屋さん cottaba さんへ。ペンキを塗ったり、タイルを貼ったり、思い出深く、yabuサインも入っているので、また別のお店でも活躍してくれるのが嬉しいです。
カラフルな椅子も様々なお店やお宅に旅立ちました。どこかで見かけたら、ハッ!としてください☺
仕切りだった木材も解体し、ペンキが塗られた部分は友人たちのもとへ。駐車場の壁づくりや子供たちの遊具づくりに活用してくれるとか。そして塗料などがない木材はカットして宗像堂さんへ。木材を熱源に唯一無二のパンを焼く、沖縄を代表する自家培養発酵種のパン屋さんです。私も大好きな場所です。
解体ってなんだか寂しさがありましたが、この作業を通して、必要なものが必要な場所へ渡る大切さといいますか、「すぐに捨てる、破棄する」ではなく、愛着をもって引き継いだり、地域のなかで循環させることの尊さを実感できました。おかげで、カフネが業者さんに処分してもらうモノは本当にごくわずかで済みそうです。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
そんなこんなで一回まわって、再びまっさらな「ハコ」になったカフネ。今週から来週にかけては、キッチンカウンター大移動大作戦を予定しております。同時に色々と進めなくてはいけないこともあり、バタバタしていますが、春の再オープンが楽しみで仕方ありません!
出来ることから一歩ずつ。
引き続き、改装日記、綴っていきますね。
店主